よくある
質問
お客様からよく寄せられる質問をまとめています。
- ◎コンタクトレンズを使用している方が老眼になった場合どうしたらいい?
年をとって近くのものがだんだんみえにくくなることを老眼といい、
近視、遠視などにかかわらずだれでも起こる老化現象の一つです。
このような場合の対応としては、- ① まずコンタクトレンズと眼鏡の併用を考えます。両眼の度数を遠方または近方に合わせ、必要に応じてコンタクトレンズの上から眼鏡をします。
例えば1日のうちで遠方を長時間みることが多い場合はコンタクトレンズを遠方に合わせ、近方を見るときにはコンタクトレンズの上から近方用眼鏡を使用します。
(近方を長時間見る方はこの逆になります) - ② または遠方の見え方を中間距離(0.6-0.7ぐらい)に合わせ(度数を下げる)、遠くも近くもある程度見えるようにしておくという方法もあります。
(見え方に不自由な場合必要に応じて遠用または近用眼鏡を使用します。) - ③ 片眼のコンタクトレンズを遠方に、他眼を近方(や中間距離)に合わせる(モノビジョン)。
(この場合両眼でものを見た場合バランスが悪く感じたり、立体的な見え方が落ちてしまします) - ④ 遠近両用コンタクトレンズの使用を考える。(ただし、万能ではなく、遠くも近くも幾分ぼやけた状態になったり、明るさによって見え方も変化するといった問題もあります)
- ① まずコンタクトレンズと眼鏡の併用を考えます。両眼の度数を遠方または近方に合わせ、必要に応じてコンタクトレンズの上から眼鏡をします。
- ◎コンタクトレンズは何歳から使えますか?
いくつになったらコンタクトレンズが使用できる、という基準はありません。自分でコンタクトレンズの出し入れができ、きちんとケアができるようになれば何歳でもかまいません。
ただし小学生のお子さんがコンタクトレンズを使う場合は、取り扱いを清潔に安全に行うことが難しく、装用中に異常が生じた時に十分な対処ができないことが考えられますので、スポーツなどをやっていてどうしてもコンタクトレンズが必要な場合は保護者の方も一緒に眼科医に相談して下さい。コンタクトのつけはずしやケアの方法の説明を受けるときや定期検診には保護者の方も付き添い、日頃から一緒にチェックしていただくことが大切です。
コンタクトレンズは不可逆的な視力障害の危険性があることを常に考えて使用しなければなりません。- ◎レンズの度数決定はどのようにしたらいいですか?
レンズの選び方で重要なのは①視力と、②使い方です。
ただスポーツや運転、お休みの日などに視力は1.2-1.5の方がすっきり見え、気持ちいいといわれる方は目的に応じて2種類のレンズを使い分けるのがいいかもしれません。
視力は必ずしも遠くが見えるレンズがよいわけではなく、パソコンなどを使う仕事の場合、遠くがよく見えるよう(視力1.2-1.5)合わせておくと、長時間の仕事では疲れてきて、集中力がなくなります。つらくならないためには遠方視力を0.6-0.8ぐらい(1~2段階くらい弱いレンズ)にするのが楽かもしれません。一般的には0.6-0.7あれば社会生活上困らないと考えられています。- ◎コンタクトレンズがはずれなくなりました。どうすればいいですか?
コンタクトレンズを装着したまま就寝したときや、長時間の装用後によく生じます。
- ①ソフトコンタクトレンズの場合
まずはコンタクトレンズが黒目の上にのっているか(片眼かくしてして見えるかどうかでまたは鏡越しに自分で確認)確認します。
人工涙液を点眼し、瞬きをした後、利き手の人差し指で黒目の上をコンタクトレンズが動くのを確認(動かなければ、再度人工涙液点眼、瞬きを繰り返します)。人差し指で黒目の中央からコンタクトレンズを下方にずらし、白目の上で親指と人差し指でつまんではずします。 - ②ハードコンタクトレンズの場合
まず鏡越しにコンタクトレンズの位置を確認します。コンタクトレンズが外れないときは黒目の中央にレンズがのっていないことが多く、まずレンズのズレを直します。
人工涙液を2-3滴点眼し、数回瞬きしたのち、まぶたの上から指で結膜(嚢)を圧迫し、これ以上外側にずれないように保持し、ずれた方にわずかに眼を動かすとレンズは自然と戻ります。
*レンズが白目の上に強く固着した(強く吸引し黒目の上に戻らない)ときは無理せず眼科を受診しましょう)
鏡越しに大きく目を開け、人差し指で目じりを外側に引き、上下の結膜(嚢)に隙間を作らないよう保持し、わずかに下方を見て瞬きをするとレンズははずれます。
- ①ソフトコンタクトレンズの場合
アイメイクとコンタクトレンズについて
- ① コンタクトレンズをつけて(外して)からお化粧をする(落とす)こと!
- ② 粉が飛んだり、涙でにじんだりしないタイプのアイメイク用品を使う!
化粧品が目の中に入ると、コンタクトレンズが汚れてしまうばかりか、角膜の表面に傷がつき、炎症を生じ、痛みや充血、みえにくいなど症状をきたします。
*シリコンハイドロゲルレンズはあぶら汚れがつきやすいため、特に注意が必要です。 - ③ アイラインやマスカラ、アイシャドウはまぶたの縁ギリギリまでは塗らない!
まぶたの縁にはマイボーム腺という組織があり、涙の成分である油層を形成する脂質を分泌し、表面の涙が乾かないようにしているのですが、ギリギリまで塗ってしまうと、マイボーム腺をふさぎ、目の表面が乾燥してしまいます。
また瞬きのするたびに目の中に入り角膜の表面を傷つけ炎症を起こしたり、眼周囲の皮膚が化粧品の成分に対してアレルギーを生じ、荒れてしまうことがあります(接触性皮膚炎)。