コンタクトレンズケアについて
コンタクトレンズを1日使うと必ず汚れています。涙の中のたんぱく質や脂質(油)、化粧品や目に見えない細菌なども。
1日使ったコンタクトレンズは必ず洗浄や消毒を行いきれいにしましょう。
(1日使い捨てタイプはレンズケアの必要はありません)
1日使ったコンタクトレンズは必ず洗浄や消毒を行いきれいにしましょう。
(1日使い捨てタイプはレンズケアの必要はありません)
- ❶洗浄
- レンズケア用品(化学消毒液)/洗浄液(クリーナー)を用い、レンズの表面を十分こすってレンズについた汚れや細菌を落とします。
*レンズがシリコン系の場合油性分がレンズ内にしみ込みやすいので十分なケアが必要です。化学消毒剤(MPS)には油落としに弱いものもありますので、クリーナーを使うほうがよい場合もあります。 - ❷すすぎ
- こすり洗いが終わったら、レンズの表面を消毒液で十分すすぎます。
(汚れを洗い流す)
*かならずケア用品で(水道水はNGです) - ❸消毒(ソフトコンタクトレンズのみ)
- ソフトコンタクトレンズは水分を多く含む材質でできているため病原体(細菌やカビ、アメーバなど)の繁殖の場となりやすく、増殖しないようにするために必要になります。
現在は化学消毒が多いのですが、
①マルチパーパスソリューション(MPS)といわれるタイプ、
②中和して使うタイプなどがあります。
①は抗微生物効果を持つ薬剤を用いた消毒(オプティ・フリー(アルコン)、レニュー(ボシュロム)など)で20〜30回のこすり洗いが必要です。
*MPSは1剤で洗浄・消毒・保存ができるケア用品です。
②は過酸化水素(消毒システム)を用いた消毒(コンセプト(エイエムオー)など)で中和が必要ですが、消毒効果は高いです。
*消毒に要する時間はケア用品により異なります。(取り扱い説明書をお読みください) - ❹保存
- ケア用品(消毒液)を十分いれたレンズケースにレンズを入れ、キャップをしっかり占め保存します。
*レンズケースの液は毎日交換しましょう(レンズケースも定期的(約3か月)に交換を!)
【たんぱく除去】
レンズに付着したたんぱく質を取り除くことで、毎日または定期的(1〜4週間に1回)、またはコンタクトレンズの汚れがひどいときに行います。